はじめの一歩


FROM:中村 仁

八尾のサンマルクカフェより・・・

 

「もっと若い時に、文章を書く訓練しとけばよかったな」

 

最近、よく思います。大学受験時、模試で現代文の偏差値40を超えたことはありませんでした。おそらく30台前半をグルグルしていたと記憶しています。たくさん勉強したんですよ。一流の講師の元でも学びました。1日5時間は勉強したかな。でも、ダメでした。

悔しかったし、才能がないと思い、受験を諦めかけたこともあります。でも、いつも現代文のテキストや用語集を持ち歩いていました。隙間時間があれば、勉強してましたね。下手の横好きってやつです。成果がついてこないだけに、結構不幸ですよ。(笑)

 

2006年、ロースクールに入学するため、適正試験を受験した際、(大学入試センターの現代文みたいなものです)36点でした。ちなみに、平均が64点ね・・・(泣)「自分には才能がない。もう文章スキルが必要になる仕事に就くのはやめよう」

 

そう思ってたのに・・・

 

今、職業コピーライターです。人の感情を動かすメッセージを作り、相手に届ける仕事に就いてます。不思議ですよね?私の場合、ほとんど文章を書いたことがないにもかかわらず、読解が苦手なだけで、

書くことも苦手だと思い込んでいました。まぁ、実際に書いてみたら、上手くないことにすぐ気が付きましたが・・・

 

それでも、毎日書き続ければ、見れるようになってきます。今も下手ですよ。毎回コピーの校正が返ってきたら、間違いだらけですしね。(泣)でも、最初の一歩を踏み出してみないとわからないことってありますよね?

 

▼英語の文法ばかり勉強しているけど、外国人と話す訓練をしない人

 

▼正しい日本語ばかり勉強して、日常的に文章を書かない人

 

▼コピーを書きたいと思っているのに、悶々として一度も書いたことがない人

 

一歩踏み出すだけで、世界が変わります。私の浅い経験に基づいたアドバイスにすぎないかもしれません。でも、最初の一歩を踏み出すことで、私は苦手意識がコンプレックスとなり、自尊心がほとんどなかった状態から、抜け出すことができました。やってみると、単なる苦手意識だったと分かったから。

 

最初の一歩目、既に踏み出している人と一緒にいる機会を増やすと、気付いたら始める心の準備ができるかもしれません。


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