約束
FROM:中村 仁
八尾のサンマルクカフェより・・・
さきほど、迷惑メールフォルダを開いて件名をざっと上から見ていました。その中で面白いステップメールの件名を見つけたのでご紹介します。毎日1通届いているようです。この続き面白くなってきました。
□1日目
とても重要なお知らせです。あなた様に1億円の振込依頼がありました。
□2日目
※要返信※1億円の振込み待機中です。
□3日目
もう1億円の件で代行会社から連絡いきましたか?まだなら返事はいいんですけど、読んで下さい。
□4日目
【緊急】メールを確認頂かないと1億円振込めません。
いかがでしたか?明日の件名が楽しみです。本質はそこではなくて、あなたならこれをまともに信用しますか?ということです。1億円ですよ。ものすごいオファーです。でも・・・・おそらく誰も1億振り込まれることを真に受ける人はいないですよね?
なぜでしょうか?
100%かなえられない約束だと、読者さんが思ってしまっているからです。信じてもらえてないんですね。迷惑メールだと笑い話で済みますが、あなたのビジネスではどうでしょうか?同じようなことをしていませんか?
マーケティングを少し勉強すると、強いオファーを作ろうと頭をひねります。それは良いことです。しかし、冒頭の例のように、信じてもらえなれば全く意味がありません。嘘だと思われたらセールスはその時点で失敗です。あるコピーライターがこんな言葉を言っていました。
「100%かなえられない約束より、100%かなえられるほどほどの約束の方がセールスの力は何倍も強い」
私がセールスレターを作るときも、商品のベネフィットを最大限語りますが(誇大広告にならないぎりぎりで)最後は、少しトーンダウンしてクロージングに入るように意識しています。たとえば、こんな感じです。
「ここまでいいことばかり言ってきましたが、あなたも○○をきちんとこなしていかないと、
思うような結果を出すのは難しいと思います。完全に丸投げしては、絶対に成果はでません」
ここまでは約束できるけれども、ここから先はできません、このようにできるとことと、できないことをきちんと言ってあげればより信頼してもらいやすくなると思います。試してみてください。リアルな営業でも使えますね。今日もビジネスを楽しみましょう。