声
FROM:中村 仁
大阪の自宅より・・・
サンマルクに行くと、静かに仕事ができるので重宝しています。ただ、集中力が切れて休んでいると、ふと隣の会話が耳に入ってくることが・・・今日も何やら、おばちゃんが相手の女性ともめていました。
おばちゃんA:「あんたに意見聞いた方がええおもてな」
おばちゃんB:「なるほど。そういうことね。じゃあこれは、こうしたらええんちゃう?」
おばちゃんA:「あんた、あほやな。これはこのためにやっているの。」
おばちゃんB:「わかった。これはこうやってみるのは?○○こうやし」
おばちゃんA:「私のいうこと聞きいやぁー、あんたはもうあかんな。私はやなー」
以下・・・・30分続く
まとめると、Aさんは、最初から人の話を聞く気がないようでした。それなのになぜ、人に意見を求めたのか?不思議だったんですよ。話を聞いていると、Bさんの意見の方が的を得ていた気がしました。Aさんは自分が否定されたような気持ちから防衛反応として声を荒げ、自分の正当性を延々と語っていたのかもしれません。
最後は、相手を罵倒していましたけどね。
一連のやりとりを聞いていて、ビジネスでも人(顧客)の意見を聞くことは大事だなーと改めて実感しましたね。従うか否かは別にしても、話を聞くこと自体は非常に有益な行為だと考えています。ビジネスにおいては、お客様の声を聞いて、要望があればその商品を作成するそんな商品開発の方法があります。
マーケットインの考えですね。欲しい人がいるから、その商品を作る。これにより、作ってみたけど売れないというリスクを回避することができます。実は、この考え方アイドルでも実践している人が数多くいます。AKBなどを見ていても、握手会の数日前から、Google+を使ってファンにアンケートをとり、どんな服装、髪形をしてほしいか聞きます。
そして、ファンの要望に沿った形で握手会に来るんです。まぁ、こんなことされた顧客(ファン)としては大満足ですよね。アイドルにしてみれば、握手会で新規顧客の獲得と、顧客満足度向上を一度でやってしまうのです。きたる総選挙のための政治活動?根回し?のいっかんなのかもしれません。
近頃、顧客(見込み客)が何を考えているかわからない。そんな状態になっていませんか?自分の顧客(見込み客)がいそうな交流会やセミナーに参加してみるのはありだと思います。私もよく足を運んで、お話しをうかがうようにしているのですが、聞いた方が早いんですね。ヒヤリ・ハットの法則ではありませんが、あることで悩んでいる人が1人いれば、他にも同じような悩みを抱えている人はもっといるはずです。
悩みを認識して、問題解決を提供できるアイデアがきっと浮かんでくることでしょう。今日もビジネスを楽しみましょう。