あの出来損ないが牙をむいたら!(1)
FROM:中村 仁
大阪の自宅より・・・
2005年の春、2浪の末、関西のとある私立大学を卒業しました。晴れて就職かと思いきや・・・私は学生時代、就職活動をしていません。司法試験の受験勉強をしていたので、卒業後、2年ほど司法浪人することに。
バイト(朝のビル清掃その他)と勉強の両立を続けながら試験を受けていましたが、箸にも棒にもかからない成績ばかり。梅田スカイビルの入り口にあるベンチに座り、コンビニ弁当を食べながら、
「自分は将来どうなるのだろう?」
一人で将来について考えていた光景が今でも目に浮かびます。そんなこんなで気づいたら2008年の春、すでに28才になっていました。(汗)ここから思い切って方向転換し、就職活動を始めることに。
就職することに決めたのは、世の中同じ土俵にいたら絶対に太刀打ちできない人がいることを知ったから。やはりめちゃくちゃ優秀なんですよ。彼らは志も高かった。
ここで挫折を味わいます。まぁ、人生簡単にいくものではないから、方向転換はいいとしても、まずは働いて生活しなくちゃいけません。自分の持っているスペックを再確認しました。(棚卸ですね)
・社会人未経験
・すでに28才
・使えない法律知識を知っている
・パソコンのタイピングすらできない
何もない中での就職戦線
ダメだこりゃ・・・さてさて、私に就職口などあるのでしょうか?苦戦するだろうと思っていました。しかし、終わってみれば活動開始後1週間くらいで希望の会社から内定をいただくことに。ネットの広告代理店でした。なぜ、ネットの広告代理店を選んだのか?単純に募集要項に惹かれただけです。
「WEBコンサルタント募集」
当時、輝いて見えたのです。えっ?どんな仕事か知っていたのか?全く知りませんでした。社会人とこれまでとの環境の違い。何も考えず入社したことが
別の苦しみを味わうことになったのでした。
続きは次回。