お金と行動の密接な関係
FROM:中村 仁
大阪の自宅より・・・
正しさや豊かさを説く立場にありながら、裏で「どうして私にはお金が入らないんだ」と嘆く人がいます。あなたのことではないと思いますが。自分自身は正しい生き方、いい仕事をしている、あるいはしてきた。
だから、自分に見合うもの(ex.お金)がいつか手に入るはずだ、入って然るべきだという論理です。残念ながら、こんな考え方をしていたら、死ぬまでその毒に犯され続けてしまうかもしれません。
今日、このネタを書こうと考えていたとき、ふと、こんな漫画の一セリフを思い出しました。キャプテン翼に出てきたドイツ代表のキャプテン、シュナイダーの言葉です。
「強い者が勝つんじゃない、勝った者が強いんだ」
これには、元ネタがあります。1974年西ドイツワールドカップ当時、ヨハン・クライフ率いるオランダ代表の新サッカートータルフットボールが話題になっていました。
*トータルフットボールとは、フィールドの全員が目まぐるしくポジションチェンジを行うダイナミックなサッカー。
誰もがオランダが優勝すると思っていたわけです。しかし、予想に反し優勝したのは西ドイツ。西ドイツが決勝でオランダを2-1で下した際、西ドイツの皇帝ベッケンバウアーが言い放った言葉だそうです。
「強い者が勝つんじゃない、勝った者が強いんだ」
ここには視点の違いがあります。結果に対して起こった責任は”自分”にあると考えているか、”自分”以外にあると考えているか。いくら高い精神性を持っていても、いい仕事をしていたとしても、(上記例えで言うと強い者)
その価値に見合うものが手に入るとは限りません。何かが起こるに任せるスタンスでは、何も手に入れることはできないのです。「勝った者が強いんだ」という言葉には、自分で考え、自分で主張し行動し、自分が引き寄せたというスタンスが見えます。
欲しい結果をいくら待っていても、やってくることはないということです。もし、自分がいい仕事をしているから、きっとそのうちいいことあるよ。お金も入ってくるよなどと思っているならおそらくあとになって大きく後悔することになるでしょう。
欲しいなら、取りに行かなきゃいけない。自分の力で。
あなたはどう思いますか?