投資するな!
From:中村 仁
五反田のホテルより・・・
■今日のタイトル見てどう思いましたか?
「いつもと言っていることが違うじゃないか?」
とお感じになった方がいるかもしれません。
気になったことがあったので、
投稿してみます。
■先日、こんなメールをもらったんです。
「中村さん、いつもメルマガ拝読しています。
私もコンサルタントです。今度、中村さんのコンサルを受けたいと思っています。
ただ、今ほとんどお金がなく、
2ヶ月以内に顧客をとらないと生活ができません。
大丈夫でしょうか?」
■コンサルタントの仕事は、
頭脳と腕一本で勝負できるので初期費用が少なくても
始められるのがメリットです。
でも、そのかわり頭脳労働なので、
常に情報の仕入れが生命線です。
私も情報収集には余念がありません。
顧客に成果を出すため、
毎月何十万も支払って複数人のコンサルを受けてるし、
近々、ストーリーテリング養成塾(遠藤晃氏主催)や
VP合宿(和仁達也氏主催)のような期間限定の仕入れも行います。
スケジュールだけ調整できればね・・・。
■「投資は大事なんだよ」
といつも声高に言っていますが、投資してはいけない人が
いることもお伝えしたい。
たとえば、
今、生活の余裕がなく、暮らしていくのも
やっとの方。
■ダメです。
投資する場合も、慎重に慎重に考えて
行なって下さい。
たとえば、
私のコンサルを受けて1ヶ月で成果を出す人もいれば、
半年以上かかる人もいるわけです。
スタート地点の状況が違うわけですから当然。
■多少無理するのはありですが、
最初の第一歩を踏み出す段階の方が、
いきなり清水の舞台から飛び降りてはいけません。
「これに賭けているんです」
いやっ、失敗したらダメになるような賭けなら、
賭けないでください。
「失敗したら、屋台骨が揺らぎます」
だったら、揺らがないよう足場を固めることにお金を使いましょう。
冗談ではなく本気で言ってます。
こんなことを言うと、
仕事の依頼が来なくなるかもしれませんが、
経験上、精神が安定していなければ、
仕事に集中できなくなるんですよ。
■私も2年前に病気で倒れた際には、
夜中、胃痛が止まらずキリキリして大変でした。
ラジオのボリュームを最大にして、
何も考えないようにしてから就寝していたのを
昨日のように思い出します。
「いつ体調は回復するのか?
このままでは貯金がなくなってしまう・・・どうすれば?」
こんな精神状態で、
まともな仕事ができるわけがありませんよね?
■もし、あなたが同じ状況であれば、
あなたにおすすめしたいのは先に『限界生存金額』を算出することです。
何にいくら使って、
合計いくらあれば毎月暮らして行くことが
できるのか?
を算出してみてください。
■パッと数値を口にするができますか?
数値が明確でないならば、
その金額を稼ぐことすら危ういですよ。
私は独立当時、
生活費は14万あれば大丈夫でした。(一人だし)
それに経費をプラスしても、
月30万あればなんとかなります。
■であれば、月30万円を稼ぐために、
何人顧客になってもらわないといけないのか?
あるいは、
単価は?見込み客には何人会わなきゃいけない?
などなど、具体的な行動に落とし込むことができます。
30万を越えれば、50万、100万、200万、300万と
達成するのは難しくありません。
人間、理由がなきゃ動けないので、
自分に腹落ちさせるためには『限界生存金額』を
算出することは有益です。
■是非やってみてください。
あなたがやっているのはビジネスですよね?
ビジネスを成長させるために必要なことは、
ギャンブルではなく、投資ではありませんか?
余裕がないなら、
ないなりの方法があるはずです。
■逆に余剰のお金があるなら、
そのままおいて置いても何にもなりませんから、
将来のために種撒きをするのは、
投資として推奨します。