女将のやり方
From:中村 仁
ホテルグランディア大阪のラウンジより・・・
■先日、両親連れて
京都の旅館に旅行に行ってきました。
到着して気がついたのですが、
京都駅徒歩5分・・・あぅー、調査ミス。
都会過ぎて、
夜、知り合いと喫茶店で遊びましたよ。(笑)
■まさか毎月1回来てる場所の近所とは・・・。
「これっ、ほんまに旅行かー」と
ずっと言ってたのですが、
帰り際に父が、
「女将が素晴らしい。旅行はこうじゃないと。
また行こう」と
大絶賛してたのでまぁいいかと・・・。
■13部屋しかない小さな和風旅館。
内装や料理も素晴らしかったのですが、
小さい旅館が選ばれるには、
トップである女将の気遣いの積み重ねが全てなのだと、
実感した2日間となりました。
今日は、別にマーケティングの話が
したいわけではありませんよ。
単純な気遣いでも、
誰にもできないレベルで提供されると、
選ばれる存在になるんだぁーと感じただけです。
たとえば、
▼到着したら、
女将を中心にみんなで出迎えてくれる。
▼朝食の際、観光場所の相談をしたら、
ヒアリングした上で最適の場所を提案し地図まで持って
説明しに来てくれる。
▼夕食は部屋に持って来てくれる&絶妙なタイミングで話に入って盛り上げてくる
▼思い出を作ってもらおうと、
店の前で記念写真を提案して撮影してくれる。
などなど、
他にもいろいろとありました。
■なるほどねぇー。
一つ一つは大きなものではありません。
そもそも、旅館で差別化できる要素なんて
そんなに多くありません。
結局、誰でもできることを、
誰でも出来ないレベルでやる。
その結果、ファンが出来て
何度も通うようになって口コミが始まって、
営業などする必要もなくなる。
あなたはどうでしょう?
差別化する魔法の薬は、
あなたがすでに出来ることを誰にでもできない
レベルでやる。
これだけかもしれません。