お笑い芸人から学ぶ伝え方の極意
From:中村 仁
ホテルグランディア大阪のラウンジより・・・
■我々は「言葉」を使って、
見込み客や顧客に商品・サービスのことを伝えます。
しかし、伝わっているかは別のお話。
先日、お笑い芸人フットボールアワー
後藤さんの番組を見ていてそんな当たり前のことを
もう一度振り返っていました。
■さすがに吉本の人気芸人ですね。
ツッコミの切れがすごい。たとえば、
▼「そんなに顔にライト当てて!。
ひまわりやったらそっち向くんちゃうか?」
ドッカーン。
▼「歯の治療なんて、長いことやってるわ。
スカイツリー着工前からやで」
ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。
▼「しかも、まだ完成しいひん。サグラダファミリアか。
100年たっても完成しいひんかも」
ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。
ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。
▼「歯の治療に、もう何百万もかかってるわ。
口にベンツ貼付けてる感じや」
ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。
ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。
ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。
ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。
ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。ドッカーン。
■さすが・・・と思って笑っていると、
ツッコミにある共通点を見つけました。
●ライトをひまわりに、
●歯の治療開始をスカイツリーの着工に、
●完成しないことをサグラダファミリアに、
●投資しているお金の額をベンツに。
実は、笑いどころすべてに比喩が使われていたのです。
*比喩
物事の説明や描写に、ある共通点に着目した他の物事を借りて表現すること。
たとえること。その表現。
比喩を使ってくれていると、
話している内容が難しくても、聞き手になじみある事柄であれば、
意味が理解しやすくなります。
完全に狙ってやってる・・・芸人恐るべしと感じました。
■我々も顧客や見込み客には、
様々なメディアを使って商品・サービスについて
伝える機会があると思います。
たとえば、ウェブサイトはもちろん、
セミナー、ブログ、メルマガ、DM、名刺などなど。
あなたもどれか使ったことがあるのでは
ないでしょうか?
■上手く伝えることができれば、
あなたのビジネスを大きく成長させられる可能性が
あります。
言葉の力はそれほど偉大なもの。
では、実際にあなたのビジネスは
大きく成長しているでしょうか?もし、そうでないなら・・・
■我々はもう一度謙虚になって、
お笑い芸人から学ぶとよいかもしれません。
我々の仕事は専門的すぎます。
しかも、高額で一生の問題に関わりすぎています。
ただでさえ決断するのが難しいのに、
サービスの価値が十分伝わっていないとしたらどうでしょう?
■決断できるでしょうか?
比喩を使うことは、単なるテクニックではありません。
あなたの顧客や見込み客は
普段どんな言葉を使うのか?
どんな事柄を知っているのかなど、
顧客をさらに深く知るための工夫が問われているのです。
■うちのメンターの一人は、
メルマガで1日1つ比喩を入れて文章を書くのを
習慣にしています。
すでに4000日超続けています。
他にも、私が学んでいるコンサルタントは、
セミナー中、比喩を意識して何度も使っています。
ex.
・テニスのラリーのようにテンポよく対話を続ける。
・かゆい背中に手が届くように、相手の一番の悩みごとを引き出して
解決策を提示してあげる。
普段、あなたが発信している
情報の核になる部分を比喩でたとえて見たらどうでしょう?
やるのとやらないのと、
あなたのことを理解してくれる方は、
どのくらい増えるでしょうか?
文章力向上の鍵となると思います。