プラス思考の罠
FROM:中村 仁
八尾のサンマルクカフェより・・・
20代前半のお話。昔、弁護士を目指していたので、司法試験予備校に通っていました。朝一番に予備校のトイレへ行き、鏡の前で呪文のようにこんな言葉を唱えていたのです。
「ついてる。ついてる。私は絶対に幸せになれる」
おかげさまで地獄に落ちましたよ。(笑)当時の私は肝心なことがわかっていなかった。このような経験から、私は「愚かな」楽観主義、プラス思考が大嫌いなのです。
スピリチュアルの世界でいくら祈ろうと何も起こらないから。お金持ちになりたくても、祈っているだけでは絶対になれないから。お金が動くのは、精神世界ではなく現実の世界の出来事だから。
この事実に気づいてから、人生が善循環のサイクルに入りました。ただ、私は「根拠ある」楽観主義は好きです。「愚かな」楽観主義が嫌いなだけ。「愚かな」楽観主義と「根拠ある」楽観主義、一体何が違うのでしょうか?
プラス思考の罠
結果を気にせず現実の世界でいくつ行動を起こせるかにフォーカスする考え方。これが「根拠ある」楽観主義だと思ってます。結果が欲しいのはわかりますが、残念ながら結果までコントロールすることはできません。相手次第だし、時の運もあります。結果だけにフォーカスしても心が疲れるだけですよね?でも、結果を出すための行動については、自分でコントロールできます。やるかやらないか、自分に選択権があるのですから。
私の周りで成果を出している人は、結果よりも行動にフォーカスを置いているため、こんな思考を持ってます。「目的を達成するために、必要な行動はすべてやってきた。だから結果は気にしない」
圧倒的な行動量なので、成果も出てしまうんですけどね。「愚かな」楽観主義、「根拠ある」楽観主義あなたはどちらを選びますか?