売ってください


FROM:中村 仁

大阪の自宅より・・・

 

先週末、サンダーバートに乗って北陸の加賀温泉に旅行したときのこと、到着10分前に信号が故障して、1時間50分ほど停車してしまいました。「惜しいな、もうちょっとだったのに」駅で停車しているにもかかわらず、ドアが空かず、軽い軟禁状態でした。

 

1時間を超えたあたりからフラストレーションが溜まったのか、車掌に対して、当たり散らす乗客がちらほら。しまいには、全席禁煙のはずなのに、車内で堂々と、タバコを吸う人が出る始末・・・・一方、私はというと、一緒にいたメンバーとウノをやったり、途中から、「7つの習慣」を読んでいたので、(なぜ持ってきている!!)幸い、時間を持て余すことはありませんでした。

 

しかし、そんな私もどうしても許せないことが一つだけあったのです。それは・・・

 

「どうして電車が止まっているのに、売り子が来ないのですか?」

 

追加で売上を上げるチャンスだろうがー(笑)もったいない。ちなみに、電車に乗る前に買ったお酒やジュースがなくなっていたので、コーヒーとお菓子をたんまり買い込みたい気分だったのです。残念。今回の私のように、腹を空かした見込み客に、適切なメッセージを届ければ商品・サービスは飛ぶように売れていくことでしょう。

 

適切な見込み客さえいれば、凄いセールストークなんて必要ないんですよね。「コーヒー、ビールはいかがですか?」これだけで売れます。エスキモーに説得術を駆使して氷を売るのではなく、防寒具を普通セールスすればよいわけです。売上アップのために、売れるコピーの重要性を意識することは素晴らしいことです。

 

しかし、適切な見込み客集めの方がもっと重要で、そこを省略して、コピーライティングに走ると失敗してしまいます。コピーライティングはテクニックの一つですが、誰に売るかは本質だからです。適切な見込み客を見つけるための手段としてはいろいろありますが、自社メディアを構築に力を入れているところは上手くいっているところが多いですね。

 

すでに適切な見込み客がいるわけですから当然かもしれません。メディアがなくても、顧客リストを活用しているところも売上を上げているところが多いようです。やはりメディアを作り上げて、見込み客も自分で抱えてしまう。そこに対して強いセールスメッセージを作ることができれば鬼に金棒ですね。

 

P.S

年末年始に読むための大量の本を購入しました。さて、今頑張らないと本を読むことができなくなりそうです。(笑)日もビジネスを楽しみましょう。


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