就職活動はコピーライティング?



FROM:中村 仁

大阪の自宅より・・・

 

先日、ワークショップに参加した際、人事のプロと一緒に帰った話をしたと思います。

実は、まだ続きがありました。他にもこんな質問をしたんです。

 

中村:「面接や書類審査で何十社も落ちる方がいる一方、一人で何社も内定をもらえる方もいますよね。

    違いはどこにあるのですか?全員が社会人未経験で実績はないわけですから、能力差だけでこれほど差がつくとは思えないのですが・・・」

 

人事のプロ:「はい、それはマッチングの問題です。企業が何を求めているのか?どんな人材が欲しいのか?

       それを調べてないから起こります。面接で自分のことばかり話す人はたいてい調べてない方が多いですね。

       すべての企業に同じ内容のエントリーシートを使い回しする人も同じです」

 

中村:「就職活動が有利になるよう、TOEICや資格の勉強をして頑張っても全然受からない方がいます。同じ理由ですか?」

 

人事のプロ:「はい、同じです。どんな資格や技術を持っていようと、相手が求めていないのであればないのと同じです。

       だからこそ、相手を調べておかないといけない。会社説明会やOB会などいくらでも調べるチャンスはあります。

       私はこんな資格や経験を持っているので、御社の求めている○○に貢献できます。このようにアピールできると上手くマッチングできるのですが・・・」

 

このお話しを聞きながら、思ったことがあります。

 

「就職活動ってコピーライティングと同じじゃないか?」

 

何社も内定をとる人は、自分が語ることができる経験を10持っていれば、「この会社に対しては、コレとコレとコレの3つを使おう」と、リサーチしたものからピックアップして話をするそうです。

企業ごとに求めているもの、人材は違うということを彼らは理解しているので、面接に行く企業に響く内容にカスタマイズしているわけです。

 

コピーも同じです。リサーチに大量の時間をかけますが、実際にライティングする分量は、リサーチの1/7くらいです。見込み客が誰かよって、何を言えば響くか変わってくるので必要なものだけを選ぶからです。企業と学生のマッチング。ケネディが言うメッセージとマーケットの一致と全く同じですね。

 

マーケットであるお客様が何を考えているかわかれば、どんなメッセージを発すれば響くかわかります。上手くマッチすれば広告なら反応が上がるし、就職活動なら内定がもらえます。たしかに、商品・サービスのブラッシュアップも必要でしょう。

 

でも、見込み客がいったい何を求めているのか?わかったつもりではなく、一度徹底的に調べてみるのはいかがでしょうか?すぐに成果があがるはずです。


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