成約率の罠


FROM:中村 仁

八尾のサンマルクカフェより・・・

 

コピーライターとして仕事してると、稀に成約率の高いセールスレターを作ってしまうことがあります。

そんなとき、まぁ、嬉しくてメルマガに書いちゃいますよね?

 

私の場合、単なる自慢で終わりですけど、あなたは真に受けないでくださいね。特に、成約率という数字を。

 

「成約率○○%でました」

 

インパクトありますよね?非常にわかりやすい。我々はよく語りがちです。でも、ビジネスにおいて本当に大切なのは、成約率の高さでしょうか?少なくとも、我々が考えなければならないことは、セールスレターを使うことでいくら費用対効果が出るのかですよね?

 

極論ですが、いくら成約率が高くても、レターの完成に1年かかっていたら意味がありません。一方で、多少成約率が低くともたった2時間で完成したレターであれば、おそらく合格でしょう。表面的な数字に騙されないで、時間帯投資収益で考える。

 

我々は意外と忘れがちです。私の尊敬するダン・ケネディはアメリカで5本の指に入るコピーライターですが、NO1.ではありません。彼よりコピーが上手い人は他にいます。でも、一番稼いでいるのはケネディです。マーケティング業界では彼がグルと呼ばれます。

 

なぜか?彼は時間帯投資収益を最もよく理解しているからです。コピーライターという職人仕事にとどまらず、ビジネスマインドが優れているわけですね。

 

これってコピーライター以外の方にも言えることですよね?

「何度も通い詰めてやっと契約とったけど、人件費と交通費の方が高くなってしまった」

 

目も当てられません。自分の仕事に酔わないようにしないと。自分がやっていることは、ビジネスとしてOKなのか?常に客観的な視点で自分を律する必要があると思うのですがいかがでしょうか?


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