本質を語れる人から学ぶ


FROM:中村 仁

大阪の自宅より・・・

 

先日、年末年始に読書するための本を買いこみました。仕事柄、広告の本が多くなってしまいましたね。今年は、広告の神様の呼ばれたデヴィット・オグルヴィを中心に読み進める予定です。

 

元々「売る広告」などは読んでおり、ある程度分かっているつもりなのですが、きっと新しい気づきが得られることでしょう。昨日、デール・カーネギーの「人を動かす」も届きました。何かを学ぼうと考えた場合、どうすれば本質を学べるか?これを常に意識しています。間違ったものを選ぶことで、費やした時間やお金を無駄にするリスクを回避したいからです。

 

たとえば、コピーの場合、よく写経したらよいという話を聞くのですが、良くないコピーを真似しようものなら、マイナスからのスタートとなります。この考え方はスタンダードなのかな?とずっと思ってきました。でも、意外と少数派なのかもしれません。

 

なぜなら、コピーを書く人の中には、オグルヴィすら知らない人が数多くいるからです。どういうことかと言うと、サッカーをやっていて、ペレを知らないようなもの。野球をやっていて、王・長嶋を知らないくらいなこと(現代ならイチローも入るかも)

 

本質を学べば、応用が効きます。目的達成の手段も思いつきやすくなります。かなり抽象的が言い方で申し訳ないですが。たとえば、どんなツールを使って、アクセスを集めようか議論していたとします。リスティングかな?いやっ、SEOだ。このように戦術部分ばかりに目が行きがちになることがありますが、それは些末な部分です。

 

本質から逆算して考えてみるとします。誰に(見込み客)商品・サービスを提供しているかを再度考えてみて、そして、彼らはどこにいるのか?思考します。口頭、アンケートなどでお客様に聞いてみるものよいかもしれません。このようなプロセスを経ると、自然と商品・サービスを使うであろう見込み客がどこにいるのかわかってきます。

 

そこに接触できるツールも浮かんでくることでしょう。もしかすると、見込み客に一番効率的に接触できるツールは看板かもしれません。しかし、この発想は、ツールだけを見ているとおそらく出てこないはず。

たしかに戦術は面白いですが、そこから入ると応用が効かず、見ないといけないものが見えなくなるかもしれません。

 

この年末年始、ビジネスやスキルの本質部分を学びなおしてみるいい機会になるかもしれません。今日もビジネスを楽しみましょう。


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