理由を添える


FROM:中村 仁

八尾のサンマルクカフェより・・・

 

知り合いから聞いた話です。大変お得な料金で、とあるディナーが味わえるというオファーをした人がいます。集客のために使ったメディアは、チラシでした。ターゲットは、お店周辺地域の見込み客。つまり、新規顧客の獲得です。

 

しかし、全く反応がなかったとのこと。原因はいまだにわからなからないそうです。よくよく聞いてみると、ディナーを通常よりも50%offで提供し、デザートまで無料でついてくるというなんともお得な内容でした。でも、お客様は思ったほど集まりませんでした。

 

なぜ?なぜ?なぜ?

 

今回は、新規の見込み顧客が対象です。私の仮説ですが、おそらく売り手の言うことを間に受けてもらえなかったのではないでしょうか?おそらく見込み客の頭の中は、こんな感じだったのかもしれません。

 

「こんなにディナーが安い値段で食べられるはずがない。もともとの値段を釣り上げて安く見せているだけかも」

 

「高級ワインか何か頼まされるのかもしれないな」

 

「安かろう、悪かろうだろ」

 

お店の人はどうすればよかったのでしょうか?おそらく見込み客は、不安だったのだと思います。上手い話は信じられないでしょうから。不安を除去するためには、理由が必要です。おそらく今回のケースの場合、それで事足りたかもしれません。理由について詳しく知りたい方は、ロバートチャルディーニの「影響力の武器」をお読みください。

 

どれほど理由が強力かご理解いただけるはずです。近況報告でも書きましたが、クリスマスが近いから、クリスマスキャンペーンをするかもしれません。何らかのサービスの料金を安くするかもしれないし、お得なプレゼントをご用意するかはわかりません。

 

しかし、安くなる理由は納得いただけるはずです。クリスマスだから、クリスマスキャンペーンをやる。今日お伝えしたディナーの店主もなぜ、これほどまでにお得なディナーを提供するのか?理由を言えば、納得してもらえたのかもしれません。

 

あなたのウェブサイトはどうでしょうか?

 

「無料相談致します」

 

なぜ、無料でやるのか?理由って書いていますか?

 

「なんで無料なの?」

 

「顧問契約のセールスが始まるんじゃないの?」

 

見込み客がこんな風に感じてしまっては受注してもらうのは難しいかもしれません。ぜひ、一度見直してみてください。今日もビジネスを楽しみましょう。


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