解釈


FROM:中村 仁

大阪の自宅より・・・・

 

昨日、仕事であるミスをしました。これにより、お客様に大きな損害を出してしまったわけです。非は、100%私にありました。ここでいう損害というのは、金銭的なことだけではありません。時間的、精神的等いろいろです。

 

私はというと、徹夜して、できることを必死に対応し、さきほど、謝罪文を持って先方に頭を下げに行ってきました。信頼回復のため、損失に対してどのようなことができるか考え提案をしたのです。個人的には、どうのような結果になってもある程度覚悟はしていました。

 

しかし、唯一の救いは、私の顧客は懐の深い方が多いということです。最小限の保証をすることで話合いが終わりました。金銭的に言うと、予想の1/5くらい。これはおそらくありえない数値です。とはいえ、起業して間もない人間にとっては、このような事態で損失が出ることを想定している人はほとんどいないでしょう。

 

人によっては、この損失補填の額を高いと見るか、低いとみるか見解が分かれるかもしれません。ちなみに、私は、良い授業料だったと感じています。起業当時だから痛いのは痛いんですよ。でも、「起業して4か月目に知ることができてよかった」このように言える日がくるのではないか?と感じています。

 

いやっ、そうなるよう動くのです。私が・・・

 

会社員時代は、ミスをしてもここまで腹をくくることはできなかったように思います。状況にあたふたしていたし、上司にアドバイスを求めたりするだけで必死でした。今と何が違うのだろうか?考えていたのですが、おそらく何もかもが違うのでしょう。

 

「起業家は、会社員時代の労働時間の2倍、精神的プレッシャーを3倍、プラス、給料を半分にしたくらいだ。

そして、それを何年も続けたからといって、成功する保証はない。それでもやり続けることができなければ、起業家にはならない方がいい。」

 

たしか、同じ趣旨の話をダイレクト出版の小川さんがおっしゃっていた気がします。その通りだと思います。それくらいの気概を持ってやらないと、自分にとって不都合が生じた場合、下記のような言葉を発することになるかもしれません。

 

「自分はついてない」

 

「自分だけに不幸が起こるなんて不公平だ」

 

ミスしたのは単なる事実です。事実に解釈を付加できるのは、あなたです。自分なりの解釈を加えて成長への糧とすることもできるし、逆に成功への壁となることもあるのです。それにしても、現場での失敗談を書くと、「こんなやつに仕事をお願いしたくないわー」このようなことを思われてしまいそうですね。まぁ、それはそれで仕方がないです。

 

ただ、荒削りで未熟なところがある人間が書いた文章の方が、抽象度が抑えられていて、感情移入しやすく理解もしやすいのでは?と考え配信しています。一人でも共感していただけると嬉しいです。今日もビジネスを楽しみましょう。


コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ