通販で車を売るスキル


FROM:中村 仁

八尾のサンマルクカフェより・・・

 

近況報告でもお伝えしましたが、昨日ジャパネットたかたの通販番組を見ていました。その中の一場面がコチラ

 

高田さん:「今ならこの未来型電気自動車を、なんと2,625,000円でご提供します。お得ですね」

 

私:「・・・・・」

 

通販番組で車を売る人を初めてみました。しかも、「お得ですねー」って言ってました。でも、電話がガンガン鳴っているようでしたので、おそらく大成功なのでしょう。車の他にも、

 

・2,000台限定で電子辞書が29,800円(在庫はけたら6,000万円の売上げ)

 

・タンブラー?3,980円と4,980円の2種類(両方購入で7,980円に割引)

 

・地酒5,980円(タンブラー買ったら、お酒もセットで買いたくなります)

 

などなど、とにかく2時間ずっとセールスしていました。ジャパネットは、自分の放送局をお持ちだったと思いますが、昨日は13局と組んで、2時間番組を放送しているので、かかるお金は相当なものでしょう。

 

私はテレビ業界に詳しくないので、詳細はわかりませんが、1億5千万くらいするのでしょうか?しかし、用意した在庫が全部売れたら、2時間で3~4億近く売上げているはずです。やり方は違いますが、結果だけ見ていると、まるでプロダクトローンチを見ているようでした。あまりに凄すぎて、番組を見ながら、一人でこんなことを呟いていました。

 

「おおー、すごいー。良い商品さえ揃えることができれば、ダイレクトレスポンスマーケティングを使ってなんでも売ることができるんだ」

 

ダイレクトレスポンスマーケティングというのは、消費者から直接なんらかの反応(問い合わせ・資料請求など)を得るためのセールス手法でアメリカでは100年の歴史があります。ジャパネットの商品の売り方には、その手法がすべて入っていました。というか、それしかやっていないような気が・・・

 

以下はそのひとつ、

 

「これもつけます。今ならこれもつけましょう。しかも分割○○払いまでOKです。金利・手数料はジャパネットが負担します」

 

伝家の宝刀ですよね?

 

どれだけお得で、商品が欲しくても、今、ちょっときついなぁーと思ってしまうと受話器を持つ手が重くなります。しかし、ジャパネットが、一撃必殺の技を繰り出した瞬間、視聴者の購入に対する不安が軽減され、思わず電話をかけてしまうわけです。

 

ジャパネット以外にも、ダイレクトレスポンスマーケティング駆使して成功している国内の企業は数多くあります。有名なところでは、やずや、再春館製薬所がそうです。化粧品業界、ダイエット産業もダイレクトレスポンスですし、テレビ通販もそうですよね?(特に深夜が面白い)

 

海外企業ですが、個人的にお気に入りなのは、デアゴスティーニという会社です。国内でも、テレビCMをしているのでご存じの方がいらっしゃるかもしれません。最近だと、戦艦大和を組み立てる商品を売っています。毎号パーツが送られてくるんですよ。(しかも一回目だけ価格も安くて、特典が多い)

 

特典で豪華なディスプレイケースまでついてきて、これもらちゃうと、収集家魂に火がついてしまい最後まで解約しなくなるという代物です。ダイレクトレスポンスマーケティングの目的は、広告を見た瞬間、商品が欲しくて欲しくてたまらなくなって、思わず受話器を取らずにはいられなくさせて売上を上げることです。

 

そして、この方法は、どの業界にも応用できます。特に、インターネットを使ってビジネスをしている人にとっては・・・

 

しかし、ネットを使っても上手くいかない人の共通点として、ダイレクトレスポンスマーケティングを知らないということがあります。うわべだけのネットノウハウを取り入れても、背景にあるダイレクトレスポンスの考え方を把握していなければ、プロモーションが、投資ではなくギャンブルになってしまいます。

 

貴重なお金を無駄にしないためにも、ダイレクトレスポンスマーケティングを学ぶことは本当に重要なことだと思います。その気になれば、通販で車まで売ることができるのですから。自分で勉強するのも、方法の一つですね。私はこれに出会って、人生が変わりました。

 

「そんな時間ないよー」

 

このような社長さんもいらっしゃるかもしれません。その場合、すでにスキルを持った人に手伝ってもらって先に売上を上げてしまうのがよいでしょう。社長の目的は、スキルアップではなく、そのスキルを使って売上をあげることですから。そのあとに、自分で勉強したり専門家に教えてもらえばよいのです。

 

今日もビジネスを楽しみましょう。


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