魚に返金保証!


FROM:中村 仁

大阪の自宅より・・・

 

先日、漁師さんから魚を購入したというお話しをしました。

ちょうど昨日の午前中、自宅に届いたのです。

 

前日の午後に獲れたばかりなのですべてが新鮮そのもの。通常、魚を釣り上げてから、スーパーに並ぶまでに数日はかかるそうです。売れ残ろうものなら、獲れてから5日くらい経過していることもあるかもしれませんね。そうなると、鮮度が落ちて味が悪くなります。

 

しかし、私の元に届いた魚の箱を空けると、エビがまだ少し動いてたんですよ。刺身や煮つけにして食べましたが、すごくおいしかったです。これほどおいしい魚を食べてのは初めてでした。実は、驚いたのは、味だけではありません。配送物の中に、定期便のセールスDM、お客様の声の冊子が入っていました。これだけでもすごいマーケティングツールなのに、返金保証制度までついていたのです。

 

漁師さんが返金保証?

 

簡単に説明すると、魚を食べて満足できなかった場合、お金を返しますよというサービスです。たとえ全部食べてしまった後でもです。あくまで満足できなかったの話ですよ。悪用してはいけません。返金保証制度をつければ、見込み客の購入へのハードルが下がりますから、やった方が間違いなく売れるでしょうね。

 

マーケティングが盛んでない業界で、このようなことを実施すれば、もう革命です。マーケティング恐るべし!しかし、こんな話をすると、「じゃあ、返金保証をつければいいんだろ?」このようにテクニックに走る方がいらっしゃるかもしれないので、今日はこの点について、私なりの意見を書いてみます。

 

返金保証を取り入れれば、本当に商品は売れるのでしょうか?やってみればわかると思いますが、商品自体に問題があれば、クレームにつながります。再送や、クレーム対応やらで、利益が獲れるどころではないでしょう。今回の漁師さんが扱っていた魚のように、商品自体の品質が悪ければ、マーケティングプランも絵に描いた餅にすぎません。

 

私はメルマガ内で、マーケティング必要性についてよく書いていますが、素晴らしい商品をお持ちの方は、マーケティングを実施してその商品・サービスを必要としている方へ伝える努力をすべきである。このような趣旨で書いています。決して、いい加減な商品を扱った場合の話ではありません。

 

煽りすぎのコピーを見ればわかりますが、たいてい商品に問題があります。よくない商品なのだから、書くことがないわけです。でも、コピーを作らないといけない。結局、変な形容詞をつけて、煽るしかなくなります。たとえば、何億稼いだとか(嘘つけ、証拠をみせろ)「真の」「究極の」「革命的な」などわけのわからない形容詞や副詞を使ったりなど。

 

基本は、商品・サービスの品質を上げる努力を日々怠らないことですね。土台がまっすぐでなければ、その上に何を乗せてもいずれ倒れてしまいますから。今日もビジネスを楽しみましょう。


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