ブラジルがNO.1の秘密を集客に活かす


FROM:中村 仁
大阪の自宅より・・・

1997年の夏、もう17年前、私の学生時代のお話、数ヶ月ほど、ブラジルにサッカー留学していました。期待に胸膨らませていたものです。でも・・・

「日本人がサッカーなんてすんじゃねぇよ」

当時、日本はワールドカップに出場していなかったこともあり、かなり馬鹿にされた記憶があります。

「くっ、悔しい・・・母国をバカにされることがこんなに悔しいと感じるなんて」

アイデンティティを初めて実感した瞬間でした。近くで練習していた鹿児島実業の人たちは、高待遇で迎え入れられたと空港で聞きましたが・・・なんで?まぁ、全体としていい国でしたけどね。

ブラジルは日本から見ると、真逆にある国。日本とは文化が全く違います。特に、感じたのは、サッカーに対して持っているマインド。いつも彼らが、同じことを言うのには驚きました。

「おい、ジャポネ(日本人)。お前はサッカーがうまいのか?俺はNO.1だ」

私はプロに混じって試合に出ていたので、プロと話す機会も多かったのですが、彼らのほとんどが、同じ質問と回答をしていたように思います。

私の心の声:「NO.1て?自分で言うか?どんだけ、自分に自信持ってんねん」

口に出す出さないは別にして、成果を出す人は、心の中では先に成果を出している。だから、自信を持っている。すぐに行動に移せる。そんな気がしました。先日、紹介した川阪さんの書籍にも「その目標を2回達成する」という項目があります。

■「常勝メンタル」強化の技術 著:川阪 正樹

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頭で1回勝ってから、実際の行動に移し2度目の勝利を実感するわけです。私の好きな言葉で「勝ってから切る」というのがありますが、同じ意味だと思います。この考え方ってビジネスにおいても通じるところがあると思いませんか?

たとえば、あなたが集客に関するあるアイデアを得たとします。でも、やったことはない。どうしますか?リスクがあるし、業界でやっている人がいないという理由で新しいことに躊躇する人もいるかもしれません。

先に頭で勝つイメージを持つ人は、初動が速く成果を出す人も多いように感じます。今までにない成果を出したいなら、これまでと同じことをやっていては延長戦上の成果しか出ませんよね?

じっくり構えて打つ必要なんてありません。頭で勝ったらさっさと打つ。イメージだけの問題です。正確に狙いを定め、高い確率で勝てるかどうかまでイメージしようとするから、行動できないのではないでしょうか?

私の尊敬する起業家マイケル・マスターソンが大富豪の起業術の中で、ビジネスで成果を出す方程式を語ってくれています。

『Ready,Fire,Aim』(構え、打て、狙え)

先に打ってから狙いを定めるわけです。つまり、イメージ(構え)ができたら打ってみろという話。「そんなこと言って、ちゃんと狙いを定めなくて外れたらどうするんだ?」

外れたときに、考えればいいんじゃないでしょうか?上手く集客するのに、最初から満足いく成果を出せることなんてほとんどありません。たいてい試行錯誤しながら、徐々に右肩上がりの曲線を描いて集客できるようになります。頭で準備できれば、打ち始めるだけOK。

0点なんてことはありません。あなたが思いついている集客のアイデアは、きっと競合も思いついているはずです。あなたが競合に抜きん出るには、何が必要でしょうか?じっくりと狙いを定めて構えることですか?

それとも?


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